2025年10月にNetflixで配信開始された韓国ドラマ『テプン商事』。
本記事では、第1話のあらすじ・ネタバレ・感想をまとめて紹介します。
「まだ観ていないけど気になる」「1話を見たけど整理したい」という方に向けて、ストーリーの流れと見どころ、視聴者の反応も含めてわかりやすく解説します。
衝撃の展開が詰まった第1話の内容を振り返りたい方は必見です!
- 『テプン商事』第1話の詳細なあらすじと展開
- イ・ジュノをはじめとするキャストの演技の見どころ
- 視聴者の感想やSNS上での反応と評価
『テプン商事』第1話の基本情報
『テプン商事』は、2025年10月11日からNetflixで独占配信されている韓国ドラマで、全6話構成の短編シリーズです。
第1話のタイトルは「台風の季節」。
主人公カン・テプンが父の死と会社の破綻という二重の衝撃に直面する、非常に重要なエピソードとなっています。
- 配信日:2025年10月11日(金)
- 配信時間:AM 8:00(Netflixにて全世界同時公開)
- タイトル(韓国語):태풍상사
- 日本語タイトル:テプン商事
- エピソード名:第1話「台風の季節」
- 放送時間:約45分
第1話では、自由奔放に生きていた主人公テプンが、父の急死によって会社の社長に就任するまでの急展開が描かれています。
物語の舞台は1997年の韓国、まさにIMF経済危機の渦中。
国の危機と個人の崩壊が重なり合う重厚なスタートとなっています。
第1話のあらすじ(ネタバレあり)
冒頭:ナイトクラブの乱闘と父との衝突
物語の始まりは、華やかなネオンが輝くナイトクラブのシーン。
主人公カン・テプンは、クラブでの乱闘騒ぎに巻き込まれ、警察沙汰になる問題児として描かれます。
彼の奔放な生活ぶりは、“社長の息子”という立場にあぐらをかいていた過去を象徴しており、物語序盤の彼の未熟さを印象付けます。
帰宅後、父カン・ジニョンとの激しい口論が展開され、父からの平手打ちという衝撃のシーンも登場。
このビンタは、父の「本気でお前を叱る最後の瞬間」だったとも言える重要な描写であり、テプンにとって人生を揺るがす“きっかけ”となる伏線となっています。
このシーンでは、父の怒りと愛情、そして失望と希望が交錯する人間ドラマが凝縮されており、視聴者にも大きなインパクトを与えました。
演じるイ・ジュノとソン・ドンイルの緊迫した演技の応酬は、第1話最大の見どころのひとつです。
父への思いと“花”に託されたメッセージ
乱闘騒ぎの翌日、テプンは父ジニョンから厳しく叱責されながらも、ある“バラの鉢植え”を預かるという印象的な場面が描かれます。
この花は、テプンの祖母が生前育てていた品種を父が守り続けていたもので、家族の記憶と世代のつながりを象徴する存在です。
それを受け取ったテプンは最初こそ無関心な態度をとりますが、父が花に込めた思いを知るにつれ、彼の心に少しずつ変化が生まれていきます。
この場面は、「言葉では伝えられなかった親子の愛情」をモチーフにした静かな名シーンとして高く評価されています。
花という無言の存在を通して、父が息子に残した“メッセージ”が深く胸に響く構成となっており、視聴者の涙を誘いました。
この鉢植えのバラは、のちにテプンの“原点”として、物語を象徴するキーアイテムとなっていきます。
人生の転機:父の死と会社の破産
和解のきっかけも掴めないまま、テプンの父・ジニョンは心臓発作で突然亡くなってしまいます。
息子へのメッセージを残す間もなくこの世を去った父の死は、テプンに深い衝撃と後悔を与えます。
直後、さらに追い打ちをかけるように知らされるのが、「テプン商事の経営破綻」という事実です。
父が社長を務めていた会社は、多額の負債を抱え、すでに債権者への返済も滞っていた状態。
テプンは、父の遺志を継ぐ間もなくいきなり“社長の椅子”に座ることを迫られるという過酷な状況に置かれます。
「好き勝手に生きてきた男が、家族と社員を守るために背負う現実」というストーリーラインが、ここから一気に始動します。
この一連の展開は非常にテンポがよく、重苦しい現実とテプンの内面の動揺が見事に描かれており、視聴者を一気に物語へと引き込みます。
IMF危機と個人の危機が重なることで、視聴者自身の“記憶”や“現代の不安”とリンクする感覚を呼び起こす演出も見逃せません。
第1話の見どころ・演出ポイント
イ・ジュノの圧巻の感情演技
第1話でもっとも注目を集めたのは、主演イ・ジュノの繊細かつ力強い演技です。
序盤の放蕩息子としての軽薄さ、父との対立による怒りと混乱、そして突然の死に直面したときの沈黙。
感情の振れ幅が非常に大きいシーンを、彼は目の動きや呼吸、声のトーンで見事に演じ切っています。
特に、父の遺体と対面する場面では、涙を流すわけでも声を荒らげるわけでもなく、“呆然と立ち尽くす”という静の芝居で、深い喪失を表現。
この抑えた演技が逆に多くの視聴者の共感を呼び、「鳥肌が立った」「息を呑んだ」とSNSでも話題となりました。
イ・ジュノは『赤い袖先』や『キング・ザ・ランド』で既に高評価を得ていましたが、本作ではさらに俳優としての深みを見せつける結果になっています。
“雪が桜に変わる”演出が示す父子の絆
第1話の終盤、テプンがバラの鉢を抱えながら街を歩くシーンで、空から降っていた雪が突然、桜の花びらに変わるという幻想的な演出が描かれます。
季節外れの桜が舞う演出は、父ジニョンの“魂”や“遺志”がテプンに寄り添っていることを象徴しており、多くの視聴者に深い感動を与えました。
現実と幻想の境界が曖昧になるこのシーンは、父の死を受け入れ始めるテプンの内面を映し出しているとも受け取れます。
また、この桜の演出は、“冷たく閉ざされていた心に希望の兆しが差し込む”ことを暗示しており、物語全体に通底するテーマ「再生」の始まりを表現しています。
ネット上でもこの演出に関しては「美しすぎて泣いた」「まるで映画のような表現」と高評価。
映像美と心理描写が高いレベルで融合した、第1話を象徴する名場面と言えるでしょう。
視聴者の感想・SNSの声
『泣いた』『鳥肌』イ・ジュノの演技に絶賛
第1話放送直後、X(旧Twitter)やNAVER、Filmarksなどのレビューサイトには、イ・ジュノの演技に対する絶賛の声が多数投稿されました。
特に多かったのは、父の死を知った直後の無言の演技と、“雪が桜に変わる”場面での表情の変化に関するコメントです。
以下は実際の視聴者の声です:
- 「開始30分で涙…ジュノの目だけで感情伝える演技すごすぎる」
- 「父の死の演出、静かで重くて刺さった」
- 「バラの鉢植えを持って歩くシーン、映像も音楽も完璧だった」
「まるで映画のようなドラマ」という表現も多く見られ、1話の時点でドラマ全体に対する期待感が大きく高まっていることがうかがえます。
IMF危機のリアルな描写に共感の声も
『テプン商事』はフィクションでありながら、1997年のアジア通貨危機(IMF危機)という実際の歴史的背景をストーリーに組み込んでいます。
第1話では、会社の倒産危機や債権者の追及、保証人問題など、当時の韓国社会が直面していた現実がリアルに描写されています。
視聴者の中には、「自分の家族もあの時、同じような状況にあった」「親世代の苦労が今になってわかる」という声もありました。
こうした社会的テーマを扱うことで、単なる“家族ドラマ”や“再生ストーリー”ではなく、世代を超えて共感できる骨太な作品としての評価を高めています。
また、現在の経済不安と重ねて見る視聴者も多く、「今こそ観るべきドラマ」としての声も見られました。
時代背景の再現度や心理描写の細やかさが、1話から高く評価されている大きな要因です。
次回・第2話の予告と注目ポイント
第1話のラストでは、父の死と会社の破産という現実を前に、主人公テプンが“社長就任”という人生最大の決断を迫られる姿で幕を閉じました。
次回・第2話では、その決断の先に待ち受ける現実と、テプンの人間的成長が大きな見どころとなります。
Netflixの予告編では、社員たちとの確執、資金繰りの困難、そしてかすかな希望を見出す展開が示唆されています。
中でも注目は、ヒロイン・ミソンとの初対面。
正反対の価値観を持つ2人の出会いが、今後のストーリーに大きな化学反応をもたらすことが期待されています。
また、テプンが会社を立て直すためにどのような行動に出るのか、彼自身の“覚悟”と“変化”の過程にも注目です。
第2話以降は、企業再建・家族再生・恋愛要素が同時に動き始めるターニングポイントになることは間違いありません。
まとめ|『テプン商事』第1話はこうして始まった
韓国ドラマ『テプン商事』第1話は、“問題児の息子”が父の死をきっかけに人生を変える決断を迫られる、衝撃と感動に満ちた幕開けでした。
放蕩息子から突然社長へ──という設定は古典的でありながら、演出や演技、背景設定が非常にリアルで引き込まれる構成となっています。
特に、イ・ジュノの静かながら深い演技と、父との関係を象徴する“バラの鉢植え”や“桜の演出”が視聴者の心を揺さぶりました。
IMF危機を背景にしながら、個人の葛藤・家族の絆・企業再建という普遍的なテーマを詰め込んだ第1話は、今後の展開に大きな期待を抱かせる内容です。
この先、テプンがどのように変わっていくのか、誰とどんな関係を築いていくのか──。
“再生”というキーワードを軸に描かれる人間ドラマの深まりに注目しながら、次回を楽しみに待ちましょう。
- 第1話は父の死と突然の社長就任が描かれる
- イ・ジュノの静かな演技が大きな話題に
- バラと桜が象徴する父子の絆が印象的
- IMF危機と家族崩壊がリアルに重なる構成
- 第2話ではテプンの再起が本格的に始動



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