2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』は、豊臣秀吉とその弟・豊臣秀長の絆と天下統一の道のりを描く注目の歴史ドラマです。ドラマ制作では全国各地でロケ撮影が行われ、物語を彩る史実ゆかりの“現地シーン”が多数登場します。
公式公開されたロケ地情報をもとに、撮影場所・関連ゆかりの地を清洲(東北ロケ含む)・名古屋(故郷)・滋賀(近江)・奈良(秀長本拠)など地域別に整理しました。この記事では、巡礼スポットや見どころ、モデルコースの参考マップも合わせてご案内します。
- 『豊臣兄弟!』の撮影ロケ地と実際の使用シーン
- 秀吉・秀長ゆかりの地と各地の歴史的背景
- 効率的に巡るためのおすすめ巡礼モデルコース
【公式】撮影ロケ地・撮影された場所一覧
NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』では、物語の重厚さと臨場感を演出するため、日本各地の歴史的・自然的な名所でロケが行われました。
ここでは、公式に撮影が確認されている主要な4つのロケ地を紹介し、それぞれの見どころとドラマ内での使われ方を解説します。
📍 山形県 鶴岡市・庄内オープンセット
『豊臣兄弟!』の冒頭で描かれる尾張・中村の農村風景は、山形県鶴岡市の「庄内オープンセット」で撮影されました。
この施設は映画『るろうに剣心』や『おしん』などでも使用されており、広大な敷地内に江戸時代から戦国期の町並みが再現されています。
秀吉と秀長が生まれ育った貧しい農村の描写に、リアリティと歴史の重みを与える重要な舞台です。
📍 山形県 寒河江市・瑞宝山 本山慈恩寺
兄弟の絆を深める重要な対話シーンが撮影されたのが、山形県寒河江市にある「瑞宝山 本山慈恩寺」です。
1300年の歴史を持つこの古刹は、荘厳な本堂や静かな境内が印象的で、ドラマでは精神的な転機となる場面の背景として登場します。
また、この慈恩寺は『豊臣兄弟!』のクランクイン地としても公式に紹介されており、記念碑などが設置される予定もあります。
📍 岩手県 遠野市・遠野ふるさと村
中世から戦国時代の農村生活を描写するために選ばれたのが、「遠野ふるさと村」。
茅葺き屋根の古民家やかまどのある土間など、当時の暮らしぶりをそのまま残す施設として知られています。
ここでは、秀吉と秀長の幼少期や村人との交流、農作業風景など、日常を切り取った温かい場面が多く撮影されました。
📍 岩手県 盛岡市・志波城古代公園
ドラマの中で清洲城として登場するのが、岩手県盛岡市の「志波城古代公園」です。
平安時代に築かれた志波城の遺構をもとに整備された公園で、壮大な木造の城門や回廊、塀などが復元されています。
政治的な駆け引きや合戦の緊張感ある場面では、志波城のスケール感と荘厳さが物語を盛り上げています。
以上の4つのロケ地は、いずれもドラマの中核をなすシーンで使用されており、『豊臣兄弟!』の世界観を支える重要な舞台です。
聖地巡礼を検討している方は、それぞれの地域の観光情報と共に、アクセス手段も事前にチェックして訪れるのがおすすめです。
【ゆかりの地】歴史背景から巡る聖地スポット
『豊臣兄弟!』をより深く楽しむには、彼らが実際に生まれ育ち、歴史を刻んだゆかりの地を訪れるのが何よりの近道です。
特に名古屋市中村区は、豊臣秀吉と秀長兄弟の出生地として知られ、現代も史跡や記念碑が多く残るエリアとなっています。
ここでは、兄弟が歩んだ足跡をたどれる中村公園周辺と、大河ドラマに関連した展示施設を中心に紹介します。
📍 名古屋市中村区|尾張国・中村郷(出生地)
現在の名古屋駅西側に広がる中村区一帯は、戦国時代には「尾張国中村郷」と呼ばれ、豊臣兄弟が生まれ育った地として有名です。
当時は農民の家に生まれた木下藤吉郎(のちの秀吉)と弟の小一郎(のちの秀長)が、ここで幼少期を過ごしました。
現在は中村公園として整備されており、「豊國神社」や「誕生の地碑」、「日吉丸となかまたちの像」など、歴史ロマンに満ちたスポットが点在しています。
📍 豊臣兄弟!名古屋中村 大河ドラマ館(2026年オープン)
2026年1月、中村公園内に新たに誕生したのが「豊臣ミュージアム(大河ドラマ館)」です。
館内には、ドラマで使用された衣装・小道具・撮影秘話のパネル展示などが並び、視覚的に『豊臣兄弟!』の世界観を体験できます。
さらに、「戦国めし×なごやめし」と題した企画展示や、地元特産グッズを販売するミュージアムショップも併設されています。
聖地巡礼のスタート地点として最適なスポットといえるでしょう。
📍 その他:名古屋市内のゆかりの地
- 清洲城:本能寺の変後の「清須会議」の舞台。秀吉が台頭する転機となった場所。
- 名古屋城:徳川家康が豊臣勢に備えて築城。戦国から江戸への時代転換を象徴。
- 犬山城:小牧・長久手の戦いの際、秀吉が一時的に拠点とした国宝の名城。
いずれも秀吉・秀長兄弟の足跡を辿る重要拠点として知られています。
名古屋市内には、こうした戦国ゆかりの史跡が密集しており、公共交通機関でも巡礼しやすいアクセスの良さも魅力です。
戦国の風が今なお感じられるこの地で、豊臣兄弟の“始まりの物語”をぜひ肌で感じてみてください。
【滋賀 編】豊臣兄弟ゆかりの近江・歴史舞台
「近江を制する者は天下を制す」と言われた滋賀県は、戦国時代において戦略の要所とされ、豊臣秀吉・秀長兄弟にとっても極めて重要な地でした。
2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』の放送にあわせて、滋賀県では観光誘致の動きが活発化し、特に長浜市を中心とした「北近江エリア」が注目を集めています。
📍 長浜市・長浜城と大河ドラマ館
かつて秀吉が築城した長浜城は、近江支配の拠点であり、兄弟の飛躍の舞台でもあります。
2026年2月からは「北近江豊臣博覧会」がスタートし、長浜城内に大河ドラマ館が期間限定で開設される予定です(〜2026年12月20日まで)。
ここではドラマの舞台裏や衣装展示、秀長に焦点を当てた史実解説などが楽しめるとされ、聖地巡礼の拠点として機能します。
📍 琵琶湖・竹生島|信仰と戦略の地
琵琶湖の北部に浮かぶ無人島「竹生島(ちくぶしま)」は、戦国武将たちの信仰と戦略の拠点でした。
ここは秀吉・秀長兄弟をはじめ、織田信長や浅井長政、豊臣秀頼とも深い関わりがある聖地です。
島内には宝厳寺や都久夫須麻神社といった由緒ある寺社が建ち、歴史的文化財も数多く残されています。
📍 賤ケ岳(しずがたけ)の戦いの舞台
1583年、豊臣秀吉が織田家の後継争いで柴田勝家と激突した「賤ケ岳の戦い」は、秀長が軍を率い、兄の勝利を支えた歴史的な戦いとして知られています。
現在の賤ケ岳砦跡からは、湖上に浮かぶ竹生島を一望することができ、秀長がどのような視点で戦局を見守っていたかを実感できるロケーションです。
リフトや登山道でアクセス可能で、自然と歴史を同時に味わえる人気スポットとなっています。
滋賀県では、この3つの地域を「長浜城下町・浅井・小谷城下町・賤ケ岳合戦エリア」として分類し、受け入れ体制や観光ガイドの整備を強化しています。
びわこビジターズビューローによる観光キャンペーン「戦国ディスカバリー」も同時展開され、滋賀を戦国時代から見つめ直すきっかけとなる年になるでしょう。
この地域は、歴史ファンや家族連れ、海外からの観光客にも人気が出ることが予想されており、混雑を避けるには早めの旅行計画がおすすめです。
【奈良 編】秀長本拠・城下町の足跡
豊臣秀長の人生後半の舞台となった奈良県は、兄・秀吉を支える政権運営の中枢として重要な役割を果たしていました。
中でも郡山城(奈良県大和郡山市)は、秀長が城主として政治・経済・軍事のすべてを担った「豊臣家の西の拠点」と言える存在です。
大和・紀伊・和泉を統治し、まさに秀長の名声と信頼を築いた場所として、聖地巡礼の中でも外せない一大拠点となっています。
📍 大和郡山城跡と大河ドラマ館
郡山城は1585年に秀長が城主として入城し、郡山城下町の整備やため池建設、検地制度の導入などを通じて、奈良の近世化を推進した地です。
2026年3月からは、城跡近くの「DMG MORI やまと郡山城ホール」内に、『豊臣兄弟!大和郡山 大河ドラマ館』が開館予定(〜2027年1月22日まで)。
展示内容には、ドラマの名シーン再現や秀長の治世に焦点を当てたコーナーが用意され、観光と歴史体験が融合した新名所となることが期待されています。
📍 高取城・宇陀松山城|副拠点の山城群
奈良には、郡山城のほかにも豊臣秀長が治世を行った山城が点在しています。
- 高取城(高取町):藤堂高虎などが改修を重ね、日本三大山城にも数えられる名城。
- 宇陀松山城(宇陀市):家臣・伊藤祐時が城主となった支城。城下町には今も武家屋敷の面影が残る。
これらの城は、大和の支配体制を支える要所として、秀長の築いた「中部地方から西国へ伸びる統治ネットワーク」の一部となっていました。
📍 歴史文化と伝承に触れる町歩きスポット
大和郡山市には、秀長やその家臣たちにまつわる史跡や寺社が今も数多く残されています。
- 春岳院:秀長の菩提寺。境内には「大納言塚」と呼ばれる墓所がある。
- 郡山八幡神社・源九郎稲荷神社:城下町の守護神社として信仰を集めた。
- 慈光院:茶道とも関わりの深い禅寺で、秀長や茶人・小堀遠州ゆかりの地。
また、「なら歴史芸術文化村」では、奈良の歴史・食文化・芸術体験も楽しめ、秀長時代の地域整備の成果を現代に感じられるスポットです。
奈良編の巡礼では、「政治家・豊臣秀長」としての実務と民政を実感できることが大きな魅力です。
兄・秀吉とは異なるアプローチで世を支えた“名補佐役”の真価を、現地の空気の中で感じてみてはいかがでしょうか。
【史跡+小さな聖地】その他巡礼スポット例
大規模なロケ地や観光施設だけでなく、豊臣兄弟にまつわる“歴史の原点”とも言える場所が愛知・岐阜各地に点在しています。
これらのスポットは、ドラマでは一瞬の登場かもしれませんが、史実の重みや空気感を直接体験できる「小さな聖地」として注目を集めています。
📍 名古屋市中村区・中村公園&豊國神社
豊臣秀吉と秀長が生まれ育った場所として知られる名古屋市中村区は、豊臣家発祥の地です。
中心にある「中村公園」は、二人の生家跡を整備して作られた都市公園で、豊國神社(とよくにじんじゃ)では秀吉公を祀っています。
2026年1月には「豊臣兄弟! 名古屋中村 大河ドラマ館」が開館し、衣装展示や映像体験が楽しめます。
📍 清洲城|清須会議の舞台
本能寺の変の直後、1582年に開かれた「清須会議」は、秀吉が織田家中での地位を確立するきっかけとなった歴史的な会議でした。
現代の清洲城は1989年に復元されたもので、美しい天守と五条川にかかる赤橋が名物。
資料館では清須会議の再現模型や秀吉関連展示もあり、訪れるだけで戦国ドラマがよみがえります。
📍 国宝・犬山城|小牧・長久手の戦いの陣城
1584年、徳川家康との対決「小牧・長久手の戦い」で、秀吉が拠点としたとされるのが犬山城です。
現存する天守としては日本最古級で、国宝にも指定。
天守最上階からは、木曽川・濃尾平野・小牧山城や岐阜城を見渡せ、戦国時代の地理感覚を体感できます。
📍 岐阜城と金華山ロープウェー
織田信長の本拠であり、秀吉・秀長兄弟が若き日に頭角を現した地として知られるのが岐阜城。
標高329mの金華山の山頂に建ち、ロープウェーと登山道でアクセス可能です。
城内には展示室があり、最上階の展望台からは360度のパノラマが広がります。
これらのスポットは、ドラマでの再現シーンを追体験できる聖地としてだけでなく、戦国ファンや歴史初心者にもおすすめの「学べる旅先」になっています。
徒歩や公共交通でも巡礼しやすい立地のため、家族旅行や週末トリップにも最適です。
🗺️ 聖地巡礼モデルコース・移動順ガイド
『豊臣兄弟!』の世界を巡る旅を計画するなら、作品の時系列と地理的効率を考えたモデルコースを参考にするのがおすすめです。
ここでは、主要4エリア(名古屋・滋賀・東北・奈良)をスムーズにめぐるための移動順と所要時間の目安をご紹介します。
🚩 モデルコース例:名古屋 → 滋賀 → 山形・岩手 → 奈良
- 1日目:名古屋(中村公園・豊國神社・大河ドラマ館)
・アクセス:名古屋駅 → 中村公園駅(地下鉄東山線) 約10分
・滞在目安:半日〜1日(史跡散策と展示見学) - 2日目:滋賀(長浜城・竹生島・賤ケ岳)
・アクセス:名古屋駅 → 米原駅(新幹線 約30分)、米原 → 長浜駅(JR 約10分)
・竹生島へは長浜港から観光船(往復60分)
・滞在目安:1日 - 3日目:東北(山形・岩手)
・アクセス:名古屋 → 山形空港(飛行機 約1時間20分)
・鶴岡市(庄内オープンセット)や寒河江市(慈恩寺)へは車・バスで移動(各60分前後)
・岩手(遠野ふるさと村・志波城古代公園)へは新幹線+レンタカー併用が便利
・滞在目安:2日(移動含む) - 4〜5日目:奈良(郡山城跡・大河ドラマ館・高取・宇陀)
・アクセス:東北(花巻空港など)→ 伊丹空港(約1時間半)→ 奈良方面へ電車で移動(約1時間)
・郡山駅から城跡・大河ドラマ館は徒歩圏内
・高取・宇陀方面はレンタカー推奨
・滞在目安:1〜2日
📌 移動手段・旅行のヒント
- 遠距離区間(東北〜関西)は飛行機+新幹線+レンタカーの併用がベスト
- 聖地ごとに「大河ドラマ館」「史跡巡り」「地域グルメ」を軸にスケジューリング
- 東北地方(山形・岩手)は移動距離が長いため、宿泊を伴うプランがおすすめ
モデルルートをベースに、ご自身の興味や時間に合わせて「逆ルート」や「エリア別日帰りコース」もアレンジ可能です。
史跡をめぐりながら日本各地の文化と自然に触れられる、歴史旅としても充実した巡礼ルートになるでしょう。
まとめ:豊臣兄弟ロケ地とゆかりの地を巡る旅
2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』は、兄・秀吉と弟・秀長の絆と生き様を描く物語として、多くの視聴者の心を動かしています。
今回紹介した撮影ロケ地やゆかりの地は、そのドラマの背景となるリアルな空間であり、史実に触れられる“生きた舞台”です。
名古屋・滋賀・奈良・山形・岩手と、地域ごとに異なる魅力を持つスポットが点在し、聖地巡礼を通じて歴史、文化、自然、人々の営みを感じることができます。
それぞれの地には、ドラマの名場面とつながる風景があり、訪れることで作品世界への理解や没入感が一層深まります。
また、観光施設やドラマ館では映像・展示・食文化など、五感を通じた体験型の学びが可能です。
初心者にも巡りやすいアクセスや地域の受け入れ体制も整っているため、週末旅や家族旅行にも最適です。
ぜひこの記事を参考に、あなた自身の豊臣兄弟・聖地巡礼の旅を計画してみてください。
歴史を“学ぶ”から“感じる”旅へ。現地に足を運ぶことで、秀吉と秀長の姿が、よりリアルに心に迫ってくるはずです。
- 『豊臣兄弟!』の公式ロケ地と背景設定を解説
- 秀吉・秀長ゆかりの名所を地域別に紹介
- 名古屋・滋賀・奈良・東北の巡礼スポット網羅
- 撮影に使われた寺院や史跡の詳細情報
- 各地の大河ドラマ館・観光施設の見どころ
- 初心者向けの聖地巡礼モデルルートを提案
- アクセス・所要時間の目安も一目で把握
- 歴史と現地体験がつながる旅のガイド



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