韓国ドラマ「カマキリ:殺人者の外出」あらすじ徹底解説|フランスドラマ「La MANTE」リメイク版

韓国ドラマ

韓国ドラマ「カマキリ:殺人者の外出」は、フランスの犯罪スリラー「La MANTE」をリメイクした注目作です。

主演のコ・ヒョンジョンとチャン・ドンユンが母子役で共演し、模倣殺人事件を巡る緊迫の心理戦を描きます。

この記事では、全8話のあらすじと原作との違い、さらに初期評価や感想まで徹底的に解説します。

この記事を読むとわかること

  • 韓国ドラマ「カマキリ:殺人者の外出」の全体あらすじと物語の流れ
  • 原作フランスドラマ「La MANTE」との違いと韓国版の特徴
  • キャスト・スタッフ情報や視聴者の感想、Netflix版「Mantis」との違い

「カマキリ:殺人者の外出」の基本情報

「カマキリ:殺人者の外出」は、フランスの大ヒットドラマ「La MANTE(ラ・モント)」をリメイクした韓国版犯罪スリラーです。

母と息子が模倣殺人事件を通して対峙するという重厚なストーリーが展開し、放送前から大きな話題を集めています。

短期集中型の全8話完結で構成され、テンポよく進む展開が特徴です。

全何話?放送・配信スケジュール

本作は全8話完結で、2025年9月5日から9月27日まで韓国SBSで放送されました。

日本ではU-NEXTで独占配信され、さらにNetflixでも視聴可能。毎週金曜・土曜の23:30に2話ずつ更新されるスケジュールで公開されました。

短期間で一気に物語が完結するため、スリラー特有の緊張感を最後まで途切れずに楽しめます。

主演キャストと作品の概要

主演は、母チョン・イシン役のコ・ヒョンジョンと、その息子で刑事チャ・スヨル役のチャン・ドンユンです。

その他、スヨルの同僚刑事チェ・ジュンホ役にチョ・ソンア、事件に関わる謎の人物キム・ナヒ役にイエルなど、実力派が揃っています。

演出はピョン・ヨンジュ監督、脚本はイ・ヨンジョンが担当し、原作の緊張感を韓国社会の文脈に合わせて再構築しました。

「カマキリ:殺人者の外出」のあらすじ

「カマキリ:殺人者の外出」は、20年前に凶悪な連続殺人を犯した母と、その息子である刑事の因縁を描く物語です。

母は“カマキリ”と呼ばれる殺人犯チョン・イシン。模倣殺人事件が発生したことで、再び社会と関わりを持つことになります。

刑事となった息子チャ・スヨルは、母を憎みながらも事件解決のために手を組むことを余儀なくされ、物語は大きく動き出します。

物語の序盤:20年前の事件と模倣殺人の発生

20年前、チョン・イシンは5人の男性を猟奇的に殺害し、終身刑に服していました。

ところが、彼女の手口を模倣した新たな連続殺人事件が発生。警察は事件の糸口を探るため、イシンに協力を依頼します。

この時点で息子スヨルとの再会が果たされ、母子の複雑な関係性がストーリーの中心に浮かび上がります。

中盤から終盤:母子の捜査協力と真相への迫り方

模倣犯の捜査が進む中、イシンは事件の背後に潜む真実を次第に明らかにしていきます。

スヨルは母への憎悪と刑事としての使命感の間で揺れ動きながらも、手掛かりをもとに犯人を追跡していきます。

最終話に向けて、母の本当の目的と模倣犯の正体が解き明かされる展開は、視聴者を最後まで緊張させます。

「カマキリ:殺人者の外出」の第1話〜第2話あらすじ

物語序盤となる第1話と第2話では、模倣殺人事件の発生と母子の再会が描かれます。

冒頭から緊張感あふれる展開が続き、主人公たちの因縁が浮き彫りになる重要なエピソードです。

模倣殺人の発生と母子の再会

20年前に連続殺人で服役していたチョン・イシンの手口を真似た殺人事件が次々と発生します。

捜査に行き詰まった警察は、イシンの協力を得るため接触。その条件として息子チャ・スヨルをチームに加えるよう求めます。

長年母を憎んできたスヨルですが、捜査のために再会を果たすことに。母子の間には再会の喜びではなく緊張と憎悪が漂います。

捜査チームと新たな容疑者の登場

スヨルと捜査チームは母イシンと共に現場を調査。イシンは驚異的な洞察力を発揮し、犯人の思考に迫ります。

やがて捜査線上に一人の容疑者が浮上。しかし、取り調べで判明したのは彼が真犯人ではなく、模倣犯に心酔した崇拝者であるという事実でした。

その過程で、母イシンの「息子をも支配しようとする危うさ」が垣間見え、物語の緊張感はさらに高まっていきます。

フランス原作「La MANTE」との違い

「カマキリ:殺人者の外出」は、フランスの人気ドラマ「La MANTE」をリメイクした作品ですが、舞台や人物設定には大きな違いがあります。

原作の持つ緊張感を生かしつつも、韓国社会ならではの背景やテーマが盛り込まれており、オリジナリティある仕上がりになっています。

以下では具体的な違いを解説します。

設定や人物像の変更点

原作「La MANTE」ではフランスを舞台に、男性刑事と服役中の母親との関係が描かれました。

韓国版では、母親の罪が息子の人生に及ぼす影響がより濃密に描かれています。

また、母が殺害した被害者像や犯罪手口が韓国社会の犯罪事例を反映したものに置き換えられ、リアリティを増しています。

韓国版ならではの演出とテーマ

韓国版では、母子関係の葛藤に加えて社会からの偏見やスティグマが重要なテーマとして描かれています。

母が連続殺人犯であることによって息子が受けた差別や孤独感は、視聴者に強い共感や問題提起を与えます。

原作に比べて人間ドラマの比重が大きく、サスペンス要素と感情的な葛藤が絶妙に絡み合った作品となっています。

スタッフと追加キャスト情報

「カマキリ:殺人者の外出」は、経験豊富な制作陣と実力派のキャストが集結した作品です。

原作の緊張感を損なわず、韓国版として新たなドラマ性を加えるために、スタッフと追加キャストが重要な役割を果たしています。

監督・脚本スタッフ

演出を担当するのはピョン・ヨンジュ監督。映画「白雪姫に死を BLACK OUT」などで心理描写に定評のある実力派です。

脚本はイ・ヨンジョンが手掛け、フランス原作「La MANTE」の骨格を活かしつつ、韓国社会に根差したアレンジを施しています。

企画・制作はスタジオSが担当し、グローバル配信を視野に入れたクオリティの高いドラマに仕上げました。

脇を固めるキャストたち

母子を演じるコ・ヒョンジョンとチャン・ドンユンを支える脇役陣も見逃せません。

  • チョ・ソンア:刑事チェ・ジュンホ役。冷静沈着な姿で捜査チームを支える。
  • イエル:キム・ナヒ役。事件の真相に深く関わる重要人物。
  • キム・ボラ:スヨルの周囲に影響を与える存在として登場。
  • コ・ジュン:警察官役で出演。作品全体の緊迫感をさらに高める。

これらのキャラクターが絡み合い、単なる犯罪捜査ドラマにとどまらない濃厚な人間ドラマが描かれています。

「カマキリ:殺人者の外出」の見どころ

本作はフランス原作のリメイクでありながら、韓国ドラマならではの緻密な心理描写とスピーディーな展開が組み合わさったスリラーです。

ただの犯罪捜査ドラマにとどまらず、母と息子の因縁や人間関係の葛藤が交錯することで、深いドラマ性を持っています。

ここでは視聴者を引き込む大きな見どころを紹介します。

母子の心理戦が生み出す緊張感

最大の見どころは、母チョン・イシンと息子チャ・スヨルの愛憎入り混じる心理戦です。

母を憎みながらも協力せざるを得ないスヨルの苦悩と、何を考えているのか読めない母イシンの存在感が、物語全体を支配しています。

二人の対話は常に緊張感に包まれており、見ている側も息を呑む瞬間が連続します。

スピーディーな展開と伏線回収

全8話という短期構成により、物語は無駄なく進行します。

各エピソードごとに事件の手掛かりや新たな容疑者が登場し、テンポよく進む展開は一気見したくなる魅力があります。

また、序盤に張られた伏線が中盤や終盤で回収されていく構成は、視聴者の推理心をくすぐりながら最後まで引き込んでいきます。

「カマキリ:殺人者の外出」の初期感想と評価

放送開始直後から高い注目を集めた本作は、韓国国内外で大きな話題となりました。

第2話の時点で視聴率7.3%を記録し、地上波ドラマとして非常に好調な滑り出しを見せています。

さらに、SNSやレビューサイトでも「久しぶりに緊張感あふれる本格スリラー」との声が多く寄せられています。

コ・ヒョンジョンの怪演に注目

最も評価を集めているのは、チョン・イシンを演じるコ・ヒョンジョンの存在感です。

彼女の冷徹な視線や計算された表情は、まるで本物の犯罪者のようなリアリティを感じさせます。

特に魔女のような笑い声や、息子を追い詰める囁きは「ゾクゾクが止まらない」と評され、多くの視聴者を魅了しています。

チャン・ドンユンの成長と新たな魅力

一方のチャン・ドンユンは、これまでの爽やかなイメージから大きく転換し、母への憎悪と葛藤を抱える複雑な刑事を熱演しています。

母を前にした怒りや憎しみだけでなく、どこかで母を求めてしまう弱さをも繊細に表現。

視聴者からは「ベビーフェイスから一歩抜け出し、男らしい深みが加わった」と高い評価を受けています。

「カマキリ:殺人者の外出」とNetflix版「Mantis」との違い

検索すると「Mantis」というタイトルの韓国ドラマがNetflixに存在しますが、実は二つの異なる作品があります。

一つは今回紹介しているコ・ヒョンジョン&チャン・ドンユン主演の「カマキリ:殺人者の外出」。もう一つはイム・シワン主演のNetflixオリジナル作品「Mantis」です。

同じ「カマキリ」という英題を持つため混同しやすく、注意が必要です。

同じ「Mantis」タイトルの混同注意

「カマキリ:殺人者の外出」はフランスドラマ「La MANTE」をリメイクした作品で、母子の心理戦を中心に描かれる全8話完結のスリラーです。

韓国SBSで放送され、U-NEXTやNetflixで配信されており、国際的にも注目を浴びています。

イム・シワン主演「Mantis」は別作品

一方、Netflixオリジナルとして制作された「Mantis」は、イム・シワン主演で暗殺者を題材にしたアクションスリラーです。

内容やテーマがまったく異なり、「カマキリ:殺人者の外出」とは無関係です。

検索や視聴の際には、主演俳優や正式タイトルを確認することで混乱を避けられます。

韓国ドラマ「カマキリ:殺人者の外出」あらすじまとめ

「カマキリ:殺人者の外出」は、フランスの名作「La MANTE」をベースに、韓国社会の文脈で再構築された全8話完結の心理スリラーです。

母チョン・イシンと息子チャ・スヨルの因縁を中心に、模倣殺人事件を巡る捜査と心理戦が展開されます。

序盤から緊張感に満ちた展開が続き、原作とは異なるアレンジや韓国版ならではの演出で最後まで視聴者を引き込みます。

また、Netflixで同じタイトル「Mantis」の別作品(イム・シワン主演)があるため混同には注意が必要です。

コ・ヒョンジョンの怪演とチャン・ドンユンの新境地の演技は必見で、スリラー好きはもちろん、人間ドラマを重視する視聴者にもおすすめできる作品です。

この記事のまとめ

  • 「カマキリ:殺人者の外出」はフランス原作「La MANTE」をリメイクした全8話完結の心理スリラー
  • 母チョン・イシンと息子チャ・スヨルの因縁を軸に模倣殺人事件を描く
  • コ・ヒョンジョンの怪演とチャン・ドンユンの新境地の演技が高評価
  • 韓国放送と同時にU-NEXT・Netflixで配信され話題に
  • Netflixオリジナル「Mantis」(イム・シワン主演)とは別作品で混同注意

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